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膵臓がんの治療に、初めて「RAS」を狙う薬 — 2026年8月、米国で承認

2026年10月2日 公開

IPMN・膵嚢胞の経過観察をしていると、頭のどこかに「もし、がんになったら」という問いがあります。その「もし」の先にある治療の側で、2026年8月に大きなニュースがありました。

RASとは

膵臓がんの9割以上では、KRASという遺伝子に、がんを進める変化が起きているとされています。KRASは「RAS」と呼ばれる遺伝子の仲間のひとつです。

ここを狙えれば膵臓がんの治療が変わる、と長く考えられてきました。けれど、薬で止めるのがとても難しい場所でした。

何が承認されたのか

膵臓がんで、RASを狙う薬が承認されたのは初めてです。

日本では

この記事の時点で、日本で使えるようになる時期は分かっていません。治療を受けている方は、主治医に相談してください。

患者さんたちの受け止め

米国で最も大きな膵臓がんの患者団体(PanCAN)は、承認の日に声明を出し、膵臓がんの治療でもっとも大きな前進のひとつだと受け止めました。生存期間だけでなく、抗がん剤より暮らしの質がよかったことにも触れています。

試験に参加した患者さんの話も報じられています。点滴に通う抗がん剤とちがい、毎日家で錠剤を飲む治療で、副作用と付き合いながら日々を過ごしている人もいます。効き方は一人ひとり違いますが、治療を受けながら暮らしを続けられることの意味は大きいと感じます。

経過観察中の人にとって

この薬は、いま経過観察をしている人が使うものではありません。直接の関係は、ほとんどありません。

それでも、「見つける力」(画像のAIや血液の検査の研究)と、「見つかったあとの治療」の両方が、少しずつ前に進んでいます。次の検査までの時間に考える「もし」の先は、数年前より少しだけ明るくなっています。

※ この記事は、運営者が公開情報をもとにまとめたものです。医療の助言ではありません。治療の判断は、かならず主治医とご相談ください。

出典

同じパターンの人の「その後」を見る

IPMN・膵嚢胞の経過観察をしている人が、名前もメールアドレスも出さずに検査の記録を置き、型・大きさ・状況が同じ人の経過を数字で見られる場所です。

記録をはじめる

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